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 私は、「不登校」とか「引きこもり」とかの言葉は大嫌いです。極力使いたくない。その言葉が使われるときは、大概がマイナスの価値の響きを持っているからでしょうか。「それが何だ、それがどうした」と、先ずは問い返したい。それでも人は生きていくのだから。そして生きていかなければならないのだから。回り道しても、遠回りであってもいいじゃないですか。そのための一歩を踏み出しさえできれば。

 

     生きとるちゅうことは

     すばらしいこっちゃのう

     苦があろうと

     悲があろうと

     今こうして

     体うごいて

     呼吸させてもろうとる

     この今があるちゅうこと

     やっぱし

     どえらいこっちゃ


佐藤勝彦さんの書いた詩です。 


もうひとつ彼の言葉から


「お日さま、まともに見ずに、自分の小さな影ばっかし見て歩いとると、

 お日さま忘れてしもうて、なんや、小さな影が自分じゃゆうて、思いこんでしまう」


 年齢に関係なく、大切にしたい文言だなと思います。生きるということは、自分が自分を認めてあげること、肯定してあげることから始まるんでしょうから。


   ※ブログに記事を載せ始めました。今まで発信してきた文章や嵐電界隈のことにも触れています。「叡電をゆく」も完結させました。少年航空兵であった父親のことを記した文章も載せています。

 少々堅苦しく昭和の時代を感じさせる文章かもしれませんが、そちらも、どうぞ。